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☆ ペインクリニックに関する知識

花粉症・アトピー性皮膚炎・更年期障害にも、効果が革命的な新治療法

星状神経節ブロック療法は、現代人が悩む様々な病気を治してしまう魔法の治療法です。

例えば花粉症で長く苦しんできた患者さんの場合、翌年から、症状はぴたりとおさまります。また症状があらわれたとしても非常に軽いもので済みます。

治療が困難なリウマチやアトピー性皮膚炎でも、症状が軽くなったり、消えてしまったり、多くの患者さんがその苦しみから解放されてきました。

星状神経節ブロック療法は、首にある交感神経に直接作用し、脳の中の視床下部の機能を正常化させる働きがあるのです。

視床下部という場所は身体のコントロールセンターです。わずか豆粒程の大きさですが、生命体である人間の身体の神経系を精密にコントロールしています。

もし、ここに何らかの負荷がかかれば、その機能は乱れ、結果として身体のバランスが崩れます。

精密なコントロールタワーだからこそ、視床下部は外部環境の変化にも過敏に反応しやすいナイーブな性格をもっているのです。その最たるものがストレスです。視床下部がコントロールしている神経系のなかには自律神経系があり、ストレスなどの影響を真っ先に受けるのが、この自律神経系です。自律神経系の機能の乱れは、やがて免疫系や内分泌系にも及んでいきます。

まず、自律神経系がバランスを崩すと、「自律神経失調症」「冷え性」「パニック症候群」「突発性難聴」「顔面神経麻痺」などの病気があらわれます。

免疫系の働きが過剰になりすぎると、「花粉症」や「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」「リウマチ」「自己免疫疾患」などが、反対に免疫系が低下すると風邪を引きやすくなり、「癌」を引き起こす誘因ともなります。

また、内分泌系が乱れると「更年期障害」や「月経前緊張症」「糖尿病」「痛風」「甲状腺機能亢進症」など、ホルモンのバランスが崩れることによって起こる病気にかかります。

星状神経節ブロック療法は、視床下部の血液の流れを増やすことで機能不全とバランス不全を改善し、疾患の治療を行います。

星状神経節ブロック治療を始めると、患者さんは異口同音に「元気になりました」と、表情が明るくなります。「風邪を引かなくなった」「化粧のノリが良くなった」「二日酔いがなくなりました」とも。これは、視床下部の機能不全が改善しつつあることの証拠です。

もちろん一朝一夕に効果があらわれるものではなく、一年程度のお付き合いはしていただかねばなりません。ですが、ケースによっては治療の2〜3回目から痛みや症状がドラマティックに軽くなり、日を重ねるごとに良くなっていくのがわかり、自分の身体を治すことに前向きになります。この心の変化もまた、病気を治す大切な「薬」になるのです。

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